銀髪姫と不良幹部
「準備も手伝ってないのに、偉そうに言わないで!!」


まぁ、一理はあるな。


委員があるからって準備に参加しなかったわけじゃねぇ。


委員があっても、準備くらいは参加できたんだ。


ただ、私はこのクラスが苦手だ。


上辺でしか付き合っていない。


そんな友達はごめんだ。


だから参加しなかった。


それだけの事だ。


「手伝わなかったのは謝ります。ですが、このままだとコンクールに落ちますよ?」


「そ…れはっ…」


“コンクール”の言葉を聞いた女の子は、顔を青ざめた。


< 142 / 429 >

この作品をシェア

pagetop