銀髪姫と不良幹部
「街にいたんか⁉︎探してもおらへんかったで⁉︎」


やっぱり探していたのか。


「…路地裏とかにいたからな」


うん、これは嘘じゃねぇ。


喧嘩してたけどな。


「マジか!それは見つかれへんわけや!」


「…禅、大声出すな。うるせぇ」


全然変わってねぇな。


嬉しいような悲しいような…。


「それより史音、そろそろ離れようか」


史音はフルフルと顔を横に振った。


離れる気なしかよ…。


はぁ…。


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