銀髪姫と不良幹部
「史音、雄吾、禅。狼鬼は任せたぞ」


手に力を入れ、飛び降りた。


「っ…依亜!!」


「まちぃ!まだ話は終わってへんで!」


「依亜!待ってください!」


3人が叫んでいるが、無視して走った。


智也が追いかけようとしてるあいつらを止めているのが分かる。


本当、智也には感謝しねぇとな。


だが、智也もあいつらと同じ考えだろう。


まだダメなんだ。


私には勇気がないんだ。


真実を話す勇気、あそこへ…狼鬼に戻る勇気がないんだ。


ごめんな…。


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