銀髪姫と不良幹部
空き倉庫…ここか。


チッ、意外と狼鬼の倉庫から近いじゃねぇか。


舐めやがって…っ。


「うぜぇんだよ!!」


倉庫の中から物音がする。


男の笑う声、そして…うめき声。


っ…史音、今助けてやるからな!


つぅかこのドア、ご丁寧に鍵かかってるし。


ま、そんなん関係ねぇけど。


鍵を見て、ついニヤッと笑ってしまった。


他人から見たら怪しい顔をしていただろう。


だが、今は関係ねぇ。

< 194 / 429 >

この作品をシェア

pagetop