銀髪姫と不良幹部
何でバレてんだよ…っ。


バレねぇようにしてんだぞ?


変装だってしてたんだ。


なのに、何で分かったんだよ!


気づかれてしまった事により、私の中に焦りが生じる。


だけど、ここでバレてはいけないんだ。


もしかしたら、まだ疑っているだけかもしれねぇ!


何とかやりすごさねぇと!


「史音君…いつ気づいたの?」


とっさに思いついた作戦。


その名も、“バレたのは、夕凪依亜ということ”作戦!!


「依亜っ…」


「お願い。私は平和に暮らしたいの。夕凪の事…私が夕凪の者と言う事は秘密にしてもらえない?」


< 233 / 429 >

この作品をシェア

pagetop