銀髪姫と不良幹部
「なっ…何で言わなかったんだ⁉︎」


「史音?」


どうしたんだ?


史音が大声出すなんて珍しいな…。


「どうして言わなかった!!何でっ…黙っていなくなったんだよ!!」


「ちょっ!落ち着けって!!」


「落ち着いていられるか!!そんなに俺は頼りないか⁉︎」


史音の叫びに、私は動きを止める。


頼りない…。


そうだよな。


そう思っても仕方ないよな。


私は今まで、誰にも相談しなかったんだ。


自分で勝手に悩んで、解決して…。


相談していたら、何か変わったかもしれねぇのに。


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