銀髪姫と不良幹部
「れーい」


「「さようなら〜」」


ギリギリセーフだな。


これで遅れたら、女子に何言われるかわかんねぇしな。


つぅか、まだ終礼中だったのを忘れていた。


放課後の気分だったし…。


そんだけ焦ってたって事か。


それでも学校が終わってしまった。


はぁ…悩んだって仕方ねぇ。


約束…とはちげえが…。


約束しちまったんだ。


それだけは守らねぇといけねぇ。


正直言って怖い。


だけど、もう逃げてばかりはダメだ。


ちゃんと向き合わねぇと。


…っよし、門に向かうか。


靴箱を出て、ゆっくり門に向かう。


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