銀髪姫と不良幹部
「用?」


「うん!後でその子も連れて行くから!」


「はぁ?」


絶対驚くだろうな。


こいつの驚く顔を想像するとニヤけが止まらねぇ。


やべぇ…笑い止まんねぇ…っ。


これじゃ、周りから見たら変な奴じゃん。


「史音?何笑っとんのや?」


「い、いやっ。じゃ、僕は行くね!また後で!」


「あ!おいっ!」


禅の呼ぶ声を無視して、走って教室を出た。


ふと、時計を見た。


げっ!


放課後が始まってから、もう10分も経ってるし!!


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