銀髪姫と不良幹部
「雄吾?そんな慌ててどうしたんや?」


「下っ端からメールがきたんです」


「下っ端から?」


雄吾は頷くと、携帯を渡してきた。


「これを見てください」


雄吾に言われ、携帯をスライドして見ていく。


「なっ⁉︎」


そこには、思わぬ事が書かれていた。


「なんやなんや?


鳴海史音様。


あなたの大事な彼女は預かった。


返してほしくば、下に書いてある場所へこい。


月影の抜けた狼鬼は、俺達と互角だろう。


そろそろ決着をつけようじゃないか。


毒龍総長、不二…はあぁぁあぁぁ⁉︎」


毒龍だと…っ?


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