銀髪姫と不良幹部
「っ…」


「銀髪⁉︎」


銀髪が揺れる。


ウィッグは驚いた男の手から滑り落ち、後ろへと下がった男に踏まれた。


「あーあ、取れたじゃん」


最悪。


踏まれたせいでウィッグはボロボロだし。


どうすんだよ、これ。


ま、予備はあるから学校の心配はないけど。


「はぁ…」


しゃーねぇ…。


一気に殺る!


「覚悟しやがれ!!」


「なっ⁉︎」


地面を蹴り、男のところへと向かう。


「叫ぶ男は嫌われるよ?」


「っ!」


顔面パンチを食らわし、そのまま蹴り飛ばした。


「ぐあっ!!」


副総長よっわ!!


よくそれで副総長出来たな⁉︎


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