銀髪姫と不良幹部
「もっと強くなってから私に挑むんだな」


「何を!」


向かってきた拳をうけとめる。


こんな軽い拳では、私どころか雄吾も倒せない。


いや、下っ端でも勝てるだろう。


「って事で、さようなら」


拳に力を入れ、お腹を殴る。


「ぐっ!」


男はお腹を抑えながら倒れた。


それを見て、手をパンパンと叩く。


いっちょ上がりってか?


「さっ…すが…月影っ…てか…」


「あれ、まだ話せんの?」


ちょっと甘かったか?


「うっ…せ…」


まぁいい、総長の居場所でも聞くか。


見た感じ、そんなに広くはないが…。


迷うよりはいい。


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