銀髪姫と不良幹部
その辺の、ましてや毒龍に負けるような弱い奴じゃねぇ。


ちゃんと信じてやらねぇと。


あいつは…依亜は笑顔で戻ってくると。


仲間を信じる事。


これも依亜が教えてくれたことだ。


依亜が狼鬼に戻ってこれるように、俺がちゃんと信じねぇとな。


「…そうだな。サンキュー、禅」


「おう!」


微笑む禅、その後ろでは雄吾を微笑んでいた。


やっぱりこいつらには敵わねぇな。


「待たせたな」


お遊びはここまでだ。


ここからは1対1じゃねぇ。


族同士で話し合いといこうか。


いや、話し合いにすらならねぇだろうがな。


< 317 / 429 >

この作品をシェア

pagetop