銀髪姫と不良幹部
カラコンを直し、みんなを見る。


空色の瞳を見たからか、息を飲む音が聞こえた。


「財閥界の間では、シルバープリンセスと呼ばれているんです」


これで納得してもらえたか?


みんなを見ると、困惑した顔が伺えた。


…ちょい難しいか?


いきなり納得しろって言っても無理だろうしな。


3人はすでに納得してるがな。


ま、どっちの私とも会った3人だからこそ、納得が早いのかもな。


「依亜、何でやめたかも言わねぇと」


そうだった。


そこが一番重要なんだ。


史音には伝えたが、みんなにはまだ言ってなかったし。


< 345 / 429 >

この作品をシェア

pagetop