銀髪姫と不良幹部

総長は君だけ

「依亜」


名前を呼ばれて私の後ろにいる3人を見た。


そこには真剣な顔をした史音と雄吾、禅がいた。


何で真剣な顔をしてんだ?


今から話す事に関係してんのか?


ていうか、禅、お前に真剣な顔は似合わねぇな。


いや、これマジで。


あのバカな禅だぜ?


真剣な顔が似合うと思うか?


即答で似合わねぇって言うな。


「頼みがあるんです」


「頼み?」


あのいつも何でも自分でやってしまうあいつらが⁉︎


うわっ、初じゃね⁉︎


困った事があっても、相談しないで自分達で解決するのに⁉︎


どうしようか、マジ嬉しいんだけど!


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