銀髪姫と不良幹部
「頼む!!だから戻ってきてくれや!」


禅…。


「依亜がいる狼鬼が好きなんだ」


史音…。


「総長がいないと穴がぽっかり空いて…」


「僕達の総長は依亜さんだけです!」


「お願いします!戻ってきてください!!」


みんな…。


あぁ…私はこんなに思われていたんだ。


慕われていたんだ。


私は…ちゃんとみんなの総長でいられたんだ…っ。


良かった…っ。


ツゥ…と何かが頬を伝った。


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