銀髪姫と不良幹部

心の傷

あれから約一時間がたった。


センコーに呼び出された私は、今やっと解放された。


しかも呼び出された理由が、プリントの整理を手伝えって。


そんくらい自分でやれ!って思ったくらいだ。


「遅くなって悪かったな。気をつけて帰れよ〜」


あんたが残したのにいい加減だな。


まぁ、そのいい加減さが私的には楽でいいんだがな。


「何あれ〜だっさ〜」


「知らないの?ほら、一年の地味子」


「あ、知ってる〜。いつもメガネかけてて、おさげの子でしょ?」


「そうそう」


廊下を歩いてると、女子達の会話が聞こえてきた。


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