銀髪姫と不良幹部
「あれ、依亜じゃん」


噂をすれば影あり。


すげぇタイミングでくるな。


「依亜ー!!何でみんな集めてるんや⁉︎何かあったんか⁉︎」


…こいつはまた。


「依亜?」


ほら、史音がこっちは見てんだろ。


空気を読め、空気を!!


「はぁ…。…話がある。下に行くぞ」


頷く3人を見てから、部屋を出る。


…よし、みんな揃ってんな。


私はみんなを見渡し、口を開いた。


「今日はみんなに知らせがあって集まってもらった」


ざわつき出す面子達。


それもそうか。


今の私の格好は月影の格好ではある。


< 387 / 429 >

この作品をシェア

pagetop