銀髪姫と不良幹部
ただ一つを除いては。


私の今の髪色は銀。


そう、私は月影の格好をしながらも、シルバープリンセスとしてもいるんだ。


史音達は気づいていたが、話に支障が出ないように場を読んでくれたんだろう。


こう言う時は、本当に助かる。


…いつもそうだともっと助かるけどな。


「…実はな、明日から留学する事になった」


「えっ…」


「依亜⁉︎どういう事だよ、それ!!」


私の肩を掴み、揺らしながら聞いてくる史音。


おうっ、揺らしすぎて気持ち悪いです。


そして、史音…っ。


可愛いキャラはどうしたんだよ…っ。


そして早く離せやっ…。


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