銀髪姫と不良幹部
「ごめんなさい。今日は用事があるの」


「逃げる気⁉︎」


はぁ…しつこいなぁ。


頷いたら終わる事じゃん?


なぁんでそんな事もわかんねぇのかねぇ…。


「逃げないですよ。それよりあなたは掃除も出来ないんですか?」


クスっと笑うと、女の子は顔を真っ赤にして怒りだした。


「それくらい出来るわよ!!」


「そうですか。じゃ、私はこれで」


小さくお辞儀をしてから教室を後にした。


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