銀髪姫と不良幹部
「…誰もいないじゃん」


ってか、店員すらいねぇし。


大丈夫かよ、ここ…。


ま、小さな古本屋を狙う奴なんていないだろうがな。


それより適当に店内をうろつくか。


つぅかここ案外広いんだな。


外から見たのとではまた違うんだな。


「あ、これ、有名な作家さんのやつじゃん」



どこ探しても見つからないって言われてる伝説の本。


そんなすげえ本がまさかのここにあるとは…。


この本屋ってすげえとこだったんだな。


と、なぜか感心してしまった。


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