RUN for YOU
「あ、じゃああたしこっちだから、また明日!」

「おう、また明日な」


駅の近くで廉と別れた。

あたしは競技場のあたりからだと電車なんだよね。


1人になって、ふと頭をよぎった、
“あの出来事”。

「ダメだなぁ。
夏になるといっつも思い出しちゃう」


そう、きっと永遠に忘れられないあの出来事……。






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