RUN for YOU
「それにしても、ほんと瑠子にはびっくりしたよー。新人戦のリレー、ほんとかっこよかった!」

「ありがとね」


ゆりの言葉に、あたしは微笑んだ。


「てかさ、裕斗先輩どうしたんだろうね??
なんかあったの??裕斗先輩と」

ゆりにそう言われてギクッとしたけど、ここは平常心、平常心……。

「んー……、よくわかんないけど、部活のこととかじゃない??」

「そっかー。ま、頑張ってね!」


それからゆりの琉太先輩との話を聞いたりしながら部室に戻って、制服に着替えて校門に向かった。

ゆり、琉太先輩に順調にアピールできてるみたい。

最近の様子を見てると、カレカノになるのも時間の問題な気がするけど……。


がんばれ、ゆり!









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