アイサツはビンタ!
第五章
翌日登校すると、俺とお嬢はとても有名人になっていた。
…まぁ、少し前から元々有名ではあったのだ。
『絶妙なボケとツッコミ』
『アグレッシブなドツキ漫才』
『苦痛系の主従関係』
『いやぁ…小田桐君って変態だったのね』
などなど。
最後の二つは耳を覆いたくなるが。
ともかく、あれだけ毎日ビンタされていれば、学校中の噂になっていても当然である。
だが、今朝から流れ始めた噂は、それとは別のものだった。
『放課後、教室で二人きり』
『小田桐も平井も服を脱ぎかけていた』
…噂ではなく事実なので、申し開きのしようもない。
ないのだが、この噂で導き出される結論は、ちょっと申し開きさせてもらいたい。
俺とお嬢は早速朝から生徒指導室に呼び出され、必死で弁解した。
その代わり、弁解の途中で白状せざるを得なかった水風船の件に関しては、こっぴどく叱られたりもした。
…まぁ、少し前から元々有名ではあったのだ。
『絶妙なボケとツッコミ』
『アグレッシブなドツキ漫才』
『苦痛系の主従関係』
『いやぁ…小田桐君って変態だったのね』
などなど。
最後の二つは耳を覆いたくなるが。
ともかく、あれだけ毎日ビンタされていれば、学校中の噂になっていても当然である。
だが、今朝から流れ始めた噂は、それとは別のものだった。
『放課後、教室で二人きり』
『小田桐も平井も服を脱ぎかけていた』
…噂ではなく事実なので、申し開きのしようもない。
ないのだが、この噂で導き出される結論は、ちょっと申し開きさせてもらいたい。
俺とお嬢は早速朝から生徒指導室に呼び出され、必死で弁解した。
その代わり、弁解の途中で白状せざるを得なかった水風船の件に関しては、こっぴどく叱られたりもした。