アイサツはビンタ!
お金を払って、俺とお嬢は売店を出た。
8本のジュースが入った袋を片手に、炎天下のアスファルトの道路を歩く。
…暑い、重い。
お嬢は相変わらず3メートル後ろを歩いている。
半分持ってもらえばいいのにって?
俺が言ったんだよ。
「お前は先帰ってろ」ってな。
なのに帰りゃしねえ。
…宗方の策略にハマってやるのも癪だったし、ここで冷戦がウヤムヤになるのも釈然としなかった。
なんか、お嬢とはキッチリ決着付けにゃ気がすまない。
…ひたすら無視して歩く。
お嬢もついて来る。
手ぶらなのに、絶対に俺の前に出ようとしない。
重い足取りの俺の後を、ノロノロとついてくる。
ああ、イライラする。
コイツ何がやりてえんだ。
後ろから俺の苦しむ様子見て笑ってんのか?
新手の嫌がらせか?
だとしたら効果的だな。
今にも参りましたって言ってしまいそうだ。
そんな事を考えていた時だった。
8本のジュースが入った袋を片手に、炎天下のアスファルトの道路を歩く。
…暑い、重い。
お嬢は相変わらず3メートル後ろを歩いている。
半分持ってもらえばいいのにって?
俺が言ったんだよ。
「お前は先帰ってろ」ってな。
なのに帰りゃしねえ。
…宗方の策略にハマってやるのも癪だったし、ここで冷戦がウヤムヤになるのも釈然としなかった。
なんか、お嬢とはキッチリ決着付けにゃ気がすまない。
…ひたすら無視して歩く。
お嬢もついて来る。
手ぶらなのに、絶対に俺の前に出ようとしない。
重い足取りの俺の後を、ノロノロとついてくる。
ああ、イライラする。
コイツ何がやりてえんだ。
後ろから俺の苦しむ様子見て笑ってんのか?
新手の嫌がらせか?
だとしたら効果的だな。
今にも参りましたって言ってしまいそうだ。
そんな事を考えていた時だった。