アイサツはビンタ!
エピローグ
夏休みの初日。
俺達四人は早速カフェに集まっていた。
議題は、四人でどこに遊びに行くか。
「やっぱ海だと思うのよねぇ」
お嬢はとにかくこれの一点張り。
どうしても洗濯板を皆の衆に見せびらかしたいらしい。
「私は日中はダウンしそうだから…」
宗方は花火大会を提案した。
基本、俺と羽山の二人はお嬢達に合わせるつもりだ。
どうせ俺達の意見よりお嬢達の意見のが優先だろうし、それなら意見を言ってみろったって、お嬢達と同じく海だの花火だのしか思い浮かばない。
「あ、でも」
宗方がニンマリ笑う。
「まだ恋人同士じゃないお二人には、カップルばかりが来ている夜の花火大会は刺激が強いかしらぁ?」
『まだ』の部分を強調して、からかうような宗方の視線。
そう。
宗方も羽山も、まだ俺達が付き合い始めた事を知らない。
わざと言っていないのだ。
俺達四人は早速カフェに集まっていた。
議題は、四人でどこに遊びに行くか。
「やっぱ海だと思うのよねぇ」
お嬢はとにかくこれの一点張り。
どうしても洗濯板を皆の衆に見せびらかしたいらしい。
「私は日中はダウンしそうだから…」
宗方は花火大会を提案した。
基本、俺と羽山の二人はお嬢達に合わせるつもりだ。
どうせ俺達の意見よりお嬢達の意見のが優先だろうし、それなら意見を言ってみろったって、お嬢達と同じく海だの花火だのしか思い浮かばない。
「あ、でも」
宗方がニンマリ笑う。
「まだ恋人同士じゃないお二人には、カップルばかりが来ている夜の花火大会は刺激が強いかしらぁ?」
『まだ』の部分を強調して、からかうような宗方の視線。
そう。
宗方も羽山も、まだ俺達が付き合い始めた事を知らない。
わざと言っていないのだ。