血よりも愛すべき最愛
現代、倫敦市(ロンドンし)


(Ⅰ)


『倫敦市』(ロンドンし)と呼ばれる都市を一言表すならば、『なぜ、日本にあるのか』と言ったところであろう。


ここ数年の間で、日本の欧米化現象――衣食住が外国よりになり、日本文化が薄れていくものであるが、倫敦市は別格。日本の中にありながらも、倫敦市は“最初から他国(独立)”していた。


人口800万の大都市。都市の模様は地名通り、イギリスのロンドンに酷似している。


ビッグベンと呼ばれる大時鐘時計台。帝難川(テムズ川)にかかるはね橋はタワーブリッジとした具合に、ロンドン所縁の物が数多くある。

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