*恋愛恐怖症*
「無理してない?」

なんでそんなにあたしのこと気にかけるのよ

もう、"親友"じゃないのに

「…してないわよ」

できればもう、話しかけないで

「そっか、」

「唯夏ー、まだー?」

真愛世の声だ。

「いまいく」

「ゆい、」

ばたん


扉の音が妙に耳に染み付いていた




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