2000pv突破しました^_^!叫びたいほど俺はお前を世界で一番愛している
「それから桜井君。お願いがあるの」


「何だい?」


彼女が顔を赤らめて言った。



「呼び名、塩崎さんじゃなくて、綾って呼んで。私も敬くんって呼ぶから」



「わかったよ綾。」



僕は1つ大きなものを乗り越えたような気がした。そして少しの間沈黙。



でも気まずいものではなく心地の良い沈黙だった。



風は一瞬止まったようだった。


聞こえるのは鈴虫のアンサンブル。



彼女からほのかに香る石鹸の香り。


彼女の目から一筋の涙がこぼれた。



「どうして泣いているんだよ」



「あんたこそ…」











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