2000pv突破しました^_^!叫びたいほど俺はお前を世界で一番愛している
だがそれとは逆の感情も感じた。


もっと彼女に近づきたい。


矛盾だ。こんなにも近くにいるというのに。


その感情は渇きにも似ていた。



潤んだ透き通るような瞳に吸い寄せられた。


彼女の頬に軽く紅がさす。



両肩に手をかける。


彼女はまるで<動物のようにピクッと体が反応した。でも抵抗するわけではなかった。



それはほぼ本能みたいなものだった。



芳醇な唇が震えている。



緊張しているのだろう。


そして僕も。



喉がコクリと鳴る。


彼女が目を閉じた。



それを合図に、僕は彼女にそっとキスをした。


柔らかくて温かくて。



彼女のほうはますます紅潮する。










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