2000pv突破しました^_^!叫びたいほど俺はお前を世界で一番愛している
どんなに思考しても言葉が見つからなかった。


彼女は胸にしまった思いを言おうか言いまいか迷っているようにも見えた。



でも言わなければならない。


前に進まなければならない。


そうしないと一生後悔する。


そう思ったのだろう。


彼女はこぶしを作り、肩を震わせながら、再び重い口を開いた。



「まだお父さんのこと許せないのですか?」



声が震えていた。





その言葉に載せた重たい思いの意味を僕は知っていた。





だから何も言えなかった。




例え何かを言ってしまったとしても全てが陳腐なものになってしまうことがわかっているからだ。
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