2000pv突破しました^_^!叫びたいほど俺はお前を世界で一番愛している
「あのさぁ」


「ん?」


「まだ坂井のことが好きなの」


俺はいったい何言ってんだ。彼女はこくりとうなずく。


「そうか」

そうかじゃない。


「あのさぁ」


僕は勇気を振り絞って言った。


「あのさぁ、俺じゃダメかな。坂井の代わり」


「え?」


彼女が目を丸くしたのと同時に線香花火がストンとおちて消えた。


これで全ての花火が終わった。


月明かりだけが僕たちを照らしだしていた。










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