倫敦市の人々
一行が橋に到達する頃には、もう橋桁は可動を開始していた。

少しずつ上がっていく橋桁。

傾斜になった橋を、ユヤ達は全力で走る。

ユヤが、椎奈が反対側に渡り切り、ロンと瑠架が続く。

最後にラミアが。

「よっと」

隙間の出来た橋桁の間を飛び越えて、橋を通過した。

何とか一行が渡り終え、タワーブリッジの橋桁はほぼ垂直の状態まで跳ね上がる。

< 128 / 380 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop