倫敦市の人々
「何のんびりした事言ってんだよっ!」

ユヤが走り出す!

「兄ちゃん捕まっちまったぞ!すぐに追わないと!」

「どうやって?」

ラミアの言葉に、ユヤは立ち止まった。

「影による転移よ?姿も見えない影の中の移動を、どうやって追いかけるの?」

「っっっっ…」

悔しげに歯を食い縛るユヤ。

ロンも必死にジャックの匂いを嗅ぎ当てようとするが、相手が影の中では辿りようもない。

突如として現れた新たな勢力、闇珠。

彼女によってジャックは連れ去られ、不本意なまま事件は一応の解決を見た。

< 153 / 380 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop