倫敦市の人々
闇珠とジャックが去り、ラミアが去り。

残されたのはユヤ達のみ。

「どうすんだよ、これから…」

途方に暮れるユヤ。

彼らは超常的な力を持っている訳ではない。

吸血鬼や影の使い手に対抗できるような、高い能力は持ち合わせていない。

しかし。

「心配いらない…」

不安げなユヤ、椎奈、ロンに対して言ったのは瑠架だった。

「聖堂騎士団だって、吸血鬼達に抗する為の組織…そして聖堂騎士団は一人じゃない…」

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