倫敦市の人々
ラミア達吸血鬼、そしてジャックを連れ去った闇珠。

倫敦市には人ならざる者が暗躍している。

それらから市民を守る為、瑠架も椎奈達に同行したのだが…。

「ごめんなさい、瑠架さんは物凄く人見知りで…」

苦笑いする椎奈。

「でも凄く頼りになるんですよ?聖堂騎士団っていう、吸血鬼とかを退治してくれる人で」

「吸血鬼?」

美弦が素っ頓狂な声を上げる。

そんなものがこの街にはいるのか?

吸血鬼なんて、物語の中でしか出てこない存在じゃないのか?

「いえ、いますよ。そのいざこざの中で…」

椎奈はロンの頭を撫でる。

「ロン君の飼い主さんも、行方知れずになりましたし…」

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