倫敦市の人々
「ハーブティーとクッキーっ?」

フミが目を輝かせる。

流石女の子、お茶とお菓子には目がないようだ。

「瑠架さんも、いいですよね?」

壁際に隠れている瑠架の方を振り返る椎奈。

フードに顔を隠しつつも、瑠架はコクコク頷く。

同意を得たようだ。

「それなら皆さんついて来て下さい」

クルリと踵を返す椎奈。

「夜のお茶会と参りましょう♪」

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