倫敦市の人々
火葬機関が事実上消滅して、上位組織である聖堂騎士団に仲間入りしたコートニー。

そこで知り合った瑠架とは、まだ付き合いも浅い。

最初は非道な錬金術の実験を繰り返していた火葬機関の一員という事で、瑠架もコートニーには信を置いていなかった。

だがジャック回収の任を受けて行動を共にしていくうちに、その腕前と人となりを知り、今ではお互いに信用している。

コートニーは、年下ながらも優秀な聖堂騎士団員である瑠架に、全幅の信頼を置いていた。

吸血鬼や闇に蠢く異形達を相手にする聖堂騎士団だ。

相手を信じていなければ、背中は任せられない。

瑠架もまた、コートニーの狙撃があるからこそ敵陣に単独で突っ込み、安心して援護を任せられるのだ。

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