倫敦市の人々
そんな二人のやり取りに見入っていた闇珠に。

「!」

鋭い手刀を浴びせかけるラミア!

「インプ達っ」

式札をばら撒きながら、闇珠は跳躍して距離をとる。

瞬時にして使い魔の姿に変わった式札。

ラミアはその悉くを手刀で切り刻む。

「ジャックに式札に…自分で戦えないのかしら?」

せせら笑うラミア。

「私か弱い女の子だもん、お姉さんみたいに乱暴な事するのは苦手なの」

そう言って、闇珠は小悪魔的な笑みを浮かべた。

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