倫敦市の人々
「で、何か異常はあったか?」

何故だかワクワクしながら言うユヤ。

「ユヤ君不謹慎です、何もないのが一番ですよ」

椎奈が軽く窘める。

「異常はない…途中イーストエンドのギャングに絡まれたから、軽くお仕置きしてきただけ…」

抑揚なく瑠架が言う。

流石、強い。

「そういえば…」

思い出したように瑠架が言う。

「やけに病院が繁盛していた…」

「病院?」

フミ、ユヤ、椎奈、床に寝そべっていたロンまでが首を傾げる。

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