倫敦市の人々
剣を、銃を。

それぞれに構えて警戒する聖堂騎士団の面々。

やがて。

「あれれぇ?」

テントの影から、スゥッと。

闇珠が姿を現す。

「今日はもう気付かれちゃった…美弦の力かな?」

「出たな影女!」

シカゴタイプライターを構えたユヤが叫ぶ。

「変な呼び方やめてよ、闇珠って名前なんだからぁ」

そう言って闇珠は頬を膨らませた。

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