倫敦市の人々
相手は得体の知れない錬金術の産物、ホムンクルス。

数の上では圧倒的だ。

「決して無理をしないで…退く時は退けばいい…」

異形相手に慣れている瑠架やコートニーと違い、特にフミや美麗、彩は心配だ。

瑠架の言葉に三人は頷く。

「建物の屋上から各持ち場を確認している…何かあれば必ず狙撃でサポートするから…」

コートニーが言った。

「私も影を利用した移動で助けに向かえるわ…やばかったら逃げちゃえばいいから」

闇珠が彩と美麗の肩を叩く。

「聖堂騎士団のお二人さんは、自分で何とかしてよね?」

悪態のオマケ付きで。

< 338 / 380 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop