倫敦市の人々
いわゆる『二度刺し』。

「ぎゃああぁあぁあぁあぁあぁっ!」

激痛にラミアが悲鳴を上げる。

鍔元まで貫通させるジャック。

如何に吸血鬼といえど、ここまでの攻撃を加えれば戦闘にも支障が出るだろう。

このまま高周波ブレードを抉れば、ラミアの息の根を止める事が出来る。

そう思ったジャックは。

「何…?」

目の前のラミアの笑みに驚愕する。

死を覚悟した笑み?

いや違う。

これは『勝利を確信した笑み』。

直後。

「!!!!!!!!」

背後から突き立てられるレイピア!

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