倫敦市の人々
まるで大人と子供だ。

いともあっさり攻撃を浴びせたアイヴィー。

既に散々ラミアに斬りつけられた体に再び刺突を食らい、ジャックの体が大きく仰け反る。

そこへ。

「つまらないな」

×の字を刻み込むようなアイヴィーの斬撃!

胸板に裂傷を刻まれ、ジャックは早くもダウンを喫した。

「ギラギラと殺意を帯びた眼で見るから相手してやっているというのに、その体たらくは何だね?僕を興醒めさせないで…」

言いかけるアイヴィーだったが。

「おぉぉおぉおぉぉおおぉっ!」

瞬時に立ち上がって真っ向から斬りかかるジャック!

流石にこれは面食らったらしく、アイヴィーは回避行動をとれぬままに受け太刀する。

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