倫敦市の人々
「こんの馬鹿犬!俺はギャングだぞっ!この縄張りの元締めだぞっ!」

「ワウン♪」

「ワウンとか言ってんなっ!コラやめっ、舐めるなっ!ああっ、そこはっ!」

椎奈に続いてユヤまで。

見るも無惨な地獄絵図。

その騒ぎにようやく気付いたのか。

「何をやっている」

店の奥から、ジャックが出てきた。

店先を見れば、なんかもうドロッドロになるまで舐め回されてのた打ち回っているユヤと椎奈。

そしてそんな二人に圧し掛かっているのは。

「ロンじゃないか」

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