いとしいこどもたちに祝福を【後編】
「りく……お見合い、するって…ほんと…っ」
独り言のように掠れた声で訊ねると、陸はどきりとしたように顔を顰めた。
「何で、晴が知って…」
陸の言葉を聞いた瞬間、胸の中の痛みとざわつきが急激に増す。
「するん、だ…やっぱりっ……私なんかじゃ駄目、なんだ…」
「!そうじゃない、俺はっ…」
頭の中がぐちゃぐちゃになって、耐え兼ねた晴海は部屋を飛び出した。
「はるっ…」
「こないでっ!!」
「晴!!」
陸の声が背に突き刺さったが、構わず廊下を抜けて階段を駆け降りる。
後を追ってくる足音は聞こえなかった。
勢いに任せて邸を出て、晴海は夕闇が迫る街道へと走り出した。
逢魔が時に逢瀬(おうせ) 終.
独り言のように掠れた声で訊ねると、陸はどきりとしたように顔を顰めた。
「何で、晴が知って…」
陸の言葉を聞いた瞬間、胸の中の痛みとざわつきが急激に増す。
「するん、だ…やっぱりっ……私なんかじゃ駄目、なんだ…」
「!そうじゃない、俺はっ…」
頭の中がぐちゃぐちゃになって、耐え兼ねた晴海は部屋を飛び出した。
「はるっ…」
「こないでっ!!」
「晴!!」
陸の声が背に突き刺さったが、構わず廊下を抜けて階段を駆け降りる。
後を追ってくる足音は聞こえなかった。
勢いに任せて邸を出て、晴海は夕闇が迫る街道へと走り出した。
逢魔が時に逢瀬(おうせ) 終.