もう一度、あの夏にもどれるなら。
旅行日記・3日目朝~4日目夜
・・・莉子side・・・
「…子!オイ莉子!聞こえてんのか!?」
ガンガンとドアが叩かれる。うるっさいな…まだ…6時じゃん…
もう1度寝ようと思ったその時、昨日と同じようなシチュエーションだと気付いた。
…まさか、また…ッ!?
急いで跳ね起きドアを開ける。
寝癖が付いてる日向が立ってた。この状況に似合わなくて思わず笑いそうになる。
「良かった…莉子は無事なんだな?大体予想付くと思うが…早苗と、綾那が……」
唇を噛んで日向が俯く。崩れ落ちそうになるのを必死にこらえた。
「…後よ、花音がいないんだ…もしかして…」
青白い顔をして呟く日向。大丈夫、花音なら私の部屋で一緒だよ!
そう告げると「…ぇ?」と小さくもらした。…何だろ、この反応…
「そ、か。そっかそっか!花音は無事なんだな…良かったよ。」
そう言って笑うけどドコか笑顔が不自然で。自然じゃない…笑顔ッて言うのだろうか。
「じゃあ、俺は下にいるから。莉子たちもちゃんと来るんだぞ?」
そう言って背を向けた。小さくギリ、という歯ぎしりのような音が聞こえたのは…気のせいだろう。
気のせいだと思いたい。
ショックを受けて呆然としている花音を着替えさせて、皆が待っている下へと急いだ。
「…子!オイ莉子!聞こえてんのか!?」
ガンガンとドアが叩かれる。うるっさいな…まだ…6時じゃん…
もう1度寝ようと思ったその時、昨日と同じようなシチュエーションだと気付いた。
…まさか、また…ッ!?
急いで跳ね起きドアを開ける。
寝癖が付いてる日向が立ってた。この状況に似合わなくて思わず笑いそうになる。
「良かった…莉子は無事なんだな?大体予想付くと思うが…早苗と、綾那が……」
唇を噛んで日向が俯く。崩れ落ちそうになるのを必死にこらえた。
「…後よ、花音がいないんだ…もしかして…」
青白い顔をして呟く日向。大丈夫、花音なら私の部屋で一緒だよ!
そう告げると「…ぇ?」と小さくもらした。…何だろ、この反応…
「そ、か。そっかそっか!花音は無事なんだな…良かったよ。」
そう言って笑うけどドコか笑顔が不自然で。自然じゃない…笑顔ッて言うのだろうか。
「じゃあ、俺は下にいるから。莉子たちもちゃんと来るんだぞ?」
そう言って背を向けた。小さくギリ、という歯ぎしりのような音が聞こえたのは…気のせいだろう。
気のせいだと思いたい。
ショックを受けて呆然としている花音を着替えさせて、皆が待っている下へと急いだ。