溺愛†マドンナ
「――――あ、来栖!英語のワーク集めて、職員室まで持って来てくれ!!」
3時間目……英語の授業が終わり、教室から出ていこうとした2・3年英語担当の鳥生《とりう》先生が、私の方を振り返り、こう言った。
「ええっ!?鳥生先生、なんで私なんですかっ!?」
「イヤァ、この通り先生両手塞がっちゃってるだろう?だから頼むよ来栖!!」
鳥生先生はリスニングで使ったラジカセやら何やら持ち上げ、ニカッと少年みたいな笑顔で笑う。
そしてそのまま近くにいた男子に扉を開けさせ、A組を出て行ってしまった。
「な、なんで私が……」
3時間目……英語の授業が終わり、教室から出ていこうとした2・3年英語担当の鳥生《とりう》先生が、私の方を振り返り、こう言った。
「ええっ!?鳥生先生、なんで私なんですかっ!?」
「イヤァ、この通り先生両手塞がっちゃってるだろう?だから頼むよ来栖!!」
鳥生先生はリスニングで使ったラジカセやら何やら持ち上げ、ニカッと少年みたいな笑顔で笑う。
そしてそのまま近くにいた男子に扉を開けさせ、A組を出て行ってしまった。
「な、なんで私が……」