溺愛†マドンナ
イスに座ったまま呆然と呟くも、言われたからにはワークを集めなければいけない。


私は仕方なく立ち上がり、皆の英語のワークを集め始めた。


「大変だね世那。頑張って」


「鳥生先生って人使い荒いよなぁーー」


「ハハ……だね」


クラスの皆から同情されつつ、全員のワークを回収。


普段何気なく使ってるワークも、1クラス分重なると結構な重さになる。


「世那大丈夫?手伝おうか?」


「1人じゃ重いでしょう?ソレ」


どうにかバランスを保っている私に、はよと静帆が声をかけてくれた。


や、優しい2人共………っ!!
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