溺愛†マドンナ
親友2人の心遣いに、心がポカポカと温かくなる。


だけど私はフルフルと首を横に振った。


「大丈夫平気!はよ、静帆、ありがとう!」


「えっ、でも……」


「これ位1人で運べるって!んじゃあ行ってきます!!」


気遣ってくれるのは嬉しいけど、はよだって静帆だって4時間目の準備とかあるだろうし、時間とらせるワケにはいかないもん。


私はまだ何か言いたそうなはよ達に笑顔を向けて、職員室に向かった。


でもここの高校は2年生用の教室は2階、職員室は1階だから、階段を降りなくてはいけない。


「んっしょ……よっと」
< 15 / 503 >

この作品をシェア

pagetop