溺愛†マドンナ

私の家に晩ご飯を食べに来た時も“いただきます”から“ごちそうさまでした”まで、お上品にキレイに食べる。


お兄ちゃん２人も璃々も、秀悟のマナーの良さには太鼓判。


璃々にとって秀悟は来栖家長男・次男に続き、第三のお兄ちゃんみたいだと言っていたし、秀悟の方も璃々に優しくしてくれるんだ。


「ん、やっぱり世那の作る料理はウマイな」


ミニハンバーグを口にした秀悟が、味を褒めてくれた。


「そう？そう言って貰えると嬉しいな」


「世那……卵焼きもウマイぞっ！」


秀悟に笑い返すと、剣君が私作の卵焼きを指差していた。